住まいの防犯
イギリス、ロンドンの住まいにおける基本防犯対策

10月に入り徐々に日が短くなり、暗くなるのも早くなると防犯に対して改めて気を引き締めようと思う頃になります。
より良い住環境をキープする上で住まいの防犯はとても重要です。ONS Crime in England and Wales Report によると、2020年6月から2021年6月の間に、英国では216,751件の空き巣が発生しているという調査結果がありました。この数字は全国的なロックダウンの影響で若干減少しましたが、ロンドンはこのうち46,635件を占め、英国内の空き巣の22%に相当するということでした。
さらにこの調査では、76%の泥棒が玄関から侵入し、20%の家が窓から侵入しており、15%が鍵のかかっていないドアから侵入しているという衝撃的な結果が出ています。空き巣に狙われやすい時間帯として夜間から明け方にかけてといわれておりますが、続いて午後3時から5時の間の時間帯も狙われやすいといわれます。
ハウスやフラットなど物件のタイプによって防犯対策事情も変わってきてきますが、基本対策として改めて以下のような点を再認識してみてはいかがでしょうか?
① 外出時には、必ず玄関と窓の鍵はかける。ロックは二重のものへ。
② 外から見える場所に貴重品を置かない。
③ 防犯アラームやカメラのセキュリティ・システムを設置する。
④ 外にはしごなどは置かない。
⑤ 外出時、テレビやラジオなど音がするものを流す。
⑥ 家財の盗難被害を補償する保険に加入しておく。
⑦ タイマー付きのライトを室内に設置し、人がいるように装う。
⑧ 長期家を空ける場合は、郵便物が溜まらないように対応策をする。
⑨ 出入りする業者等にはむやみに旅行の計画を言わない。
⑩ スーツケースなどをもってタクシーを利用する場合は、家の前でのピックアップを避ける。
最近では監視カメラを設置するとスマホと連動し、でいつでも家の状況を確認しできるものも数多くあります。日ごろから防犯対策を行い大切な住まいを守ることも大事ですね。